どうも、中村司です!
前回、「少ない資金で何度もチャレンジする」ということをお伝えしましたが、そのためには上手くいかない事業は早めに見切りをつけて撤退する必要があります。
ここでは、「始める前に、撤退する基準を決めておく」ということについてお話ししていこうと思います。
ビジネスで成功したいなら、何度も挑戦するしかない!
ビジネスで上手く行くためには、技術、人脈、経験、時代の流れなど、様々な要素が複雑に絡み合っています。それらの要素をまとめて「運」と言ってもいいかもしれません。
僕の今までの経験から言えるのは、この「運」の要素はとても大きな部分を占めているということで、ビジネスをするうえでは避けては通れないものだと思います。
そのような「運」という壁を乗り越えて成功するためには、「挑戦する回数を増やす」ということが必要不可欠になってきます。
いままで何度も撤退を経験してきました…
僕もいままで、新しい事業に参入したけれども、赤字のために撤退、黒字になりそうだけど想定した利益は見込めそうにない、利益は出そうだけど組織がうまく回らないなどの理由から何度も撤退を経験してきました。
でも、どんな事業もまずはマーケティングから入り、少ない資金で試すことから始めるので、これらの撤退によって大きな痛手を受けずに済むのです。
もし、1つの事業に失敗して資金がゼロになってしまったら、次の事業にチャレンジすることもできなくなってしまいますが、痛手が少ないうちに撤退できれば、次々と事業を始めることができますよね。
少ない資金で何度も挑戦することで、ビジネスの「当たり」出会うまでチャレンジし続けることができるのです。
撤退する基準をあらかじめ決めておく
このように、事業で失敗して大きな痛手を受けないためにも、撤退する時期をきちんと見極めることが大切です。
でも、実際に撤退を決めるとなると、「もう少し頑張れば黒字になる気がする…」「一緒に始めたパートナーが続けたがっている…」など、なかなか撤退できないということもよくあります。
投資の世界でも「損切り(ロスカット)」が大事と言われていますが、実際に思い切りよく損益を確定できる人はほんのわずかで、ほとんどの人がズルズルと損失を広げていってしまいますよね。
これはビジネスでも同じで、ほとんどの人が撤退を決めきれずにズルズルと引き延ばしてしまい、次のチャレンジに使えるはずのお金や時間を失ってしまうのです。
思い切りよく撤退するためには、あらかじめ撤退する基準を決めておくことが大事になってきます。
「3か月試してダメなら撤退する」
「集客方法を5つ試しても黒字にならなければ撤退する」
など、あらかじめ決めておきましょう。
撤退するときはココに注意!
ここで、撤退を決める際に注意してほしいことについてもお伝えしておきます。
それは、
- ターゲットは間違っていないか?
- 訴求は間違っていないか?
- 広告を出す場所は間違っていないか?
ということです。
例えば、油たっぷりの家系ラーメンを売りたいと思っているのに、集客では健康志向の女性にばかり集めてしまう…
「そんな間違いするわけない!」と思うかもしれませんが、お客さんの顔が見えないインターネットの世界では特に、このような間違いが起こりやすいのです。
このような間違いに気づかず、せっかくお客さんが求めている、売れる商品を持っているのに撤退してしまうのは非常にもったいないことです。
マーケティングの時にはもちろんですが、撤退を決断する際にも「誰に売るか?」という部分がズレていないかを確認するようにしてくださいね。
おわりに
今回は、撤退する基準についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
「撤退」という一般的にはネガティブなワードですが、僕はどんどんチャレンジしてどんどん撤退すべきだと思っています。
たとえ事業が当たらなくても、正しい撤退ができれば次々と事業を始めることができますので、ぜひ始める前に撤退する基準を考えておいてくださいね。