どうも、中村司です!
今回は、「ビジネスはタイミング」ということについてお話ししていきたいと思います。
参入するタイミングを間違えると、同じビジネスで同じ労力をかけても全く違う結果になることがありますので、注意してみてくださいね。
ビジネスの「成長曲線」とは?
どんなビジネスにも「成長曲線」というものがあり、その成長段階に応じて参入する難しさやコストが変わってきます。
1.導入期
2.成長期
3.成熟期
4.衰退期
という4つに分かれています。
では、4つの時期をそれぞれ見ていきましょう。
1.導入期
導入期は、そのビジネスに参入している人がほとんどいない状態です。競合が少なく、ノウハウの確立もできていないため、この時期に事業を立ち上げるには多大なマーケティング費用がかかります。
導入期のお客さんは、イノベーターと呼ばれる新しいものや珍しいものに興味を持つ人ですが、イノベーターは全体の3%程度しかいないと言われています。
ライバルが少なく、うまく行けば大きく稼ぐことができますが、当てるのが難しい時期なので起業したばかりで知識やスキルが足りなかったり、資金に余裕がない場合は参入するのはおすすめできません。
2.成長期
成長期の段階では、徐々に稼げる人が増え始めてきます。
お客さんが増えて来て、認知度も高まるので、広告を打てば反応率が良くなり、一気に売れる時期です。
成長期の始めの方に参入することができれば、少ない資金でも一気にビジネスを加速することができます。
3.成熟期
成熟期の段階では、「稼げる市場」ということが知れ渡り、参入者が増えてきます。
すると、成長期のように「ただ参入すれば稼げる」というわけには行かないので、独自で考えて差別化したり、市場の変化に合わせて対応していく必要がでてきます。
ライバル企業も増え、広告の反応率も悪くなるので、成長期に乗り遅れてこの時期から参入してしまうと、立ち上げに時間がかかるのはもちろん、その後の加速も難しくなります。
4.衰退期
衰退期の段階になると、参入者は少なくなり市場は拡大しにくくなります。
すでにブランドを確立している企業がリピート客を囲ってしまい、この時期から参入するのは、かなり難しいと言えるでしょう。
あなたも、今から携帯電話市場に参入して、ソフトバンクやauと戦おうとは思わないですよね…
まとめ
このように、ビジネスには成長曲線がありますので、自分がこれから参入しようとしている市場が成長曲線のどの時期にあるのかを見極めて、ビジネスに取り組む必要があります。
成長時期によっては、参入がものすごく簡単な時もありますし、参入するために最初から差別化が必要なこともあります。
ビジネス初心者は、基本は最も参入しやすい「成長期」、もしくは成熟期の前半のタイミングで周りとは違う切り口で差別化を図りながら参入していくようにしましょう。